日本最高気温を更新 41.2℃(丹波市柏原町)

7月30日のニュースで、全国の歴代最高気温が兵庫県丹波市で観測されたと報道され、改めてこの災害級の酷暑を感じております。
ただ、この気候で田畑の水は足りず、これから秋を迎え、最高の味覚の季節を迎えようとする丹波市にとって、農家の皆様の心労ははかり知れないのも事実。お米、丹波黒大豆、丹波栗、丹波大納言小豆などの秋の味覚の作物にとって、今は本当に大切な時期ということもあり、毎日頑張ってくださっている農家さんも、雨が降り、気温が下がってほしい!と心から願っておられる毎日です。
暑さになんか負けてられへん!
今朝も納入されている農家さんとお話をしていると、皆さん笑顔の中にも不安が入り混じった表情をされており、口を開けば「雨が欲しい…」「暑い…」という言葉しか出てこないのですが、そんな中でも年配の農家さんが「今年は道の駅の全国大会もあるらしいし、暑さになんか負けてられへんな!」と苦境の中でも前へ向かって進もうとされている熱い姿はとても頼もしく感じました。
来てくれた人にこれくらいしか出来ない!
そして、現在開園中の「柚津ひまわり柚遊農園」では、実行委員会の方が「こんな暑い中見に来てくれた人に、ワシらはこれくらいしかできひん。8月3日までは入園無料で楽しんでいって!」と、急遽、入園料を無料にされているとの事。この暑さで水も少なく、ひまわりが楽しめるエリアは少ないとの話ですが、ぜひ、ひまわりを楽しんでください。
いま、日本で一番、アツい町
兵庫県丹波市柏原町で最高気温が更新され、テレビやネットのニュースでも話題になっている中、農家さんを含め、本当に多くの方が水不足や熱による被害で悩んでおられます。それでも来てくださった方の為に…、秋を楽しみにしてくれてる皆さんに…、と農家皆さんが、前へ前へと重い足を突き動かして進んでくれているのが兵庫県丹波市という町。気温も暑いのかもしれませんが、本当に暑いのは皆さんの心なんだなと感じる日々です。
農産物などに与える被害への不安はどうしてもぬぐい切れませんが、農家さんも住民の皆さんもこの暑さに負けずに、前を向いて頑張っておられます。「ここは今、日本で一番アツい町!」。胸を張って、そう言える兵庫県丹波市です。